ロックを楽しむための氷の考え方、作り方
はじめましてセカンド店長の篠崎です。
今日は普段営業中、話題になることの多い氷のつくり方ついて書きます。
美味しいお酒をより楽しむために当店では色々と氷について工夫してます。
(全部で5種類を使いわけます。)
※今回ご紹介するのは、カクテルやホワイトスピりッツのロックなどに使う氷です。
1、まる氷、卵氷
通常、常温のお酒を注ぐときは(ウイスキー、ブランデー、熟成したラム酒など、、、)丸氷か、
卵型の角のない氷を使います。これは皆さんもご存知の通り表面に凹凸のない氷は溶けにくく、効率よくお酒を冷やして味わいを持続させてくれるからです。
2、カット形ランプ氷(ランプとは、5センチくらいの大きさの氷を指す言葉です。)
良く冷やして提供するカクテルやホワイトスピリッツの場合は氷との温度がより近い状態のため、丸氷などだと溶けにくすぎてお酒が薄まりにくいのです。
つまりあまりロックの意味がないということですね。 ”時間と供に氷が解けて、味わいの変化を楽しむ”
という意味が薄れてしまいますね。
そういった理由をふまえ、包丁で鋭角なカットをいれた氷を作っています。
お客様からも「光が反射してキレイだね」なんてほめていただけたりします。
〈カット型ランプ氷の作り方〉
1、一日よく冷やした横長の大きい氷を8等分に中華包丁でカットします。
2、カットされた氷を今度は片刃の包丁を使って形を整えていきます。
キンキンに冷えすぎていると氷が硬すぎて切りにくいので少し汗をかき始めた頃を見計らって素早く切ります。
3、最後はグラスのサイズにあわせて、ペティナイフで調整して完成です。
バーって本当に良いものですね。
今夜は少し違った雰囲気でお酒を楽しんでみてはいかかがでしょうか?
ご愛読ありがとうございました。 次回は丸氷の作りかたです。
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