滝澤 ウィスキーセレクション第1弾
こんばんは。ブルーカナリアセカンドの滝澤です。
スコッチ文化研究所の、ウイスキープロフェショナルの資格に合格したのをきっかけに、ウイスキーについてのブログに書かせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願い致します。
今回はマスターからのお祝いとして、新入荷のウイスキーを何本か選ばせて頂きました。
まずは第一弾、【熟成の魔術師 クーヴレー】について書かせていただきます。
ミシェルクーヴレー社 ブロサッミングオールドシェリー
45% ワンショット(30ml) ¥3,200
『ウイスキー造りの95%は熟成による樽で決まる』という信念をもち、シェリー樽にとことんこだわり、熟成に使用する樽は自らが吟味する。
蒸留所とは異なる個性の商品に仕上げることから、『熟成の魔術師』と呼ばれているフランスのミシェルクーヴレー氏のウイスキー。
かつては、ワイン商であり、スコッチウイスキーの魅力に魅入られてしまった、そんなワイン造りのプロフェッショナルが造る最上級のウイスキーです。
最大の特徴はウイスキーの熟成にワイン造りのようなテロワールの発想をとりこんだこと。
スコッチウイスキーを名乗れる最低条件である三年間のみスコットランドで熟成させ、その後フランスのブルゴーニュ地方、ボーヌにある自身の熟成庫で熟成されます。
厳密にいうと、スコッチウイスキーではないのですが、他のシェリー樽熟成とは一線を画す最高のモルトウイスキーに仕上げているのです。
蒸留所名が一切表記されていない点も、最大の特徴のひとつです。
熟成年数も表記されていませんが、おそらく20年ぐらいの熟成とのことです。オールドのマッカランをイメージしていただくと、想像がしやすいかと思います。
飲んだ感想ですが、アタックもそこまで強くなくスーッと喉に入っていき、心地いい余韻がずっと続きます。スコッチのシェリー樽にみられるようなチョコレート、トフィー、ナッツ、乾燥フルーツっぽさもありますが、、印象強いのは上質なブランデーのような上品さです。
シェリー樽特有の嫌なえぐみは殆どなく、干しぶどう、ココナッツのアロマとフレーバーがしっかり軸にあり、香りがひらいてくると紅茶葉のような香りになります。
まさにワイン造りのプロが造ったウイスキーです。さすが魔術師クーヴレー。
通常のボトラーズとは一味違った、少しマニアックなウィスキーではありますがお試しいただければと思います。
それでは、第2弾をお楽しみに・・・
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