モスコミュール
非常にメジャーなスタンダートカクテルの1つ
「モスクワのラバ」という意味のカクテル
1940年代初頭、ハリウッドのジャック・モーガンというバーテンダーがイギリスのリキュールである「ピムス NO.1」を使ったカクテルのために大量に仕入れたジンジャービアの在庫を処分するために考案したとされている説と、1946年にスミノフブランドのウォッカの販売促進のため、スミノフを使った手軽に作れるカクテルを製造元のヒューブライン社が紹介したため広がったという説、あるいはジャック・モーガンとヒューブライン社が組んで広めた、とされる説が有名。
また、本式では銅のマグカップに入れて提供されるものである。今日でも本格的なバーではそのようにして出されているのは、ジャック・モーガンの友人が器を銅のマグカップにすることを提案し、それが広まったとされているからである。
本来はジンジャーエールではなくジンジャービアを使う。日本ではジンジャービアの入手が難しいため代用としてジンジャーエールを使用したレシピが広まったと言われている。
ウォッカをテキーラに替えるとメキシカンミュールに、またラム酒に替えるとジャマイカンミュール、アブサンに替えるとワイルドミュールとなる。
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