ギムレット
『ギムレットにはまだ早すぎる』
このあまりにも有名な台詞は、ご存知の方もいると思いますが、
実は、レイモンド・チャンドラーの書いた小説、
「長いお別れ」の中で、私立探偵、フィッリプ・マーローと
相手役、テリー・レノックスの会話の途中、テリー・レノックスが、言った言葉なんです
若かりしころ、私もマーローが言った言葉だと思っていました
有名な台詞に登場するギムレットは、現在の生ライムではなく ローズ社のコーディアルライム
を使用した薄黄緑色の大変甘いカクテルです
ローズ社のコーディアルライムは、日本では手に入らないので、小説に登場するギムレットは、
私も飲んだことはありません
「ほんとのギムレットはジンとローズのライムジュースを半分ずつ、ほかには何も入れないんだ」
と、レノックスは言っています
サントリーカクテルライムやモナンライムシロップで作った
ジンとライムシロップが1:1のジンライムを想像していただければ お解かりかと思います
さて、次にギムレットの名前の由来ですが、gimletの意味である「錐」という説、
鋭いとか強いというイメージですかね また、ライムジュースの栓を抜くのに「錐」を使ったからとも言われています
T.D.ギムレット卿という英国海軍軍医が酒の飲みすぎの予防にジンをライムで割って飲むことを勧めたのかな
当時、海軍では将校たちにはラム酒を、その他の船員にはジンを配給していたそうです
仕事の後のお酒は格別ですよね!!
英国海軍のHPによると、壊血病の予防のためにライムジュースで割って飲むよう勧めたことに
なっているそうです
どれを信じるかは皆様次第 どれも本当のことのようだが・・・・・・
それではそろそろ、のどの渇きも頂点に達したころでしょうか
この辺で、ギムレットをお作りしましょうか?
タンカレージン 50ml
フレッシュライムジュース 10ml
粉糖 1/2 ~ 1ティースプーン
※フレッシュライムジュースは1年を通して同じ味ではないので、ライムと粉糖は微調整が必要
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