本店30周年を振り返って Part4
開店日は、5月16日大安に決定、 店名は FOODS BAR BLUECANARY (フーズバーブルーカナリヤ) に決定
コンセプトは 心のこもったおもてなし
※家庭的な雰囲気の中で、手作りの料理を食べながら世界の洋酒、カクテルを味わえるBAR
明瞭会計で、また来たくなる接客を心がける。
と、最初はこんな感じの店づくりを目標にスタートしたような記憶があります。
お店のロゴは、高校時代の同級生でデザイナーの友人に頼み込んで製作してもらいました。
日本初上陸して話題になっていたブルーノート東京に一緒に行って、BGMは、ジャズ、イメージカラーはブルー、店の売りは、カクテルと伝え、現在コースターに使用しているロゴが出来上がりました。
何度か試作したビーフジャーキーもお店で出せる レベルまでになり 、開店の準備が少しづつ整って行きました。
グラスや食器類、調理道具、BAR器具などを河童橋に仕入れに行くのが楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
冷蔵庫をどこに置くとか、棚の高さや位置、壁紙の色や材質など、毎日現場に行き採寸したり、カタログを見たりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
5月15日にレセプションを行い、学生時代の友人、親戚、以前の職場の同僚などをご招待して
和やかなパーティーだったことを記憶しています。 当時の写真が残っていて、今、懐かしく見ています。
待ちに待った 5月16日にグラントオープン
営業時間は、午前11:30 ~ 午後2:00 休憩をして 午後17:00 ~ 24:00
定休日は日曜日
ランチタイムは、 鮪の中華風鉄火丼 鮪のユッケ丼 天ぷら定食 おすすめランチ
こんなメニューでスタートした記憶があります。
船橋市場に週2~3回は仕入れに行っていました。 それから開店準備、料理の仕込み、そして営業開始、 終わるのは毎日午前2時過ぎになることもありました。
自分の店、一国一条の主としての自覚、喜びで毎日が楽しくてたまりませんでした。
口開けのお客様はどんな人だろうと思っていると、ランチは調理師学校の同級生で、すでに独立して洋食店のオーナーが自ら景気づけに来てくれました。
BARタイムは、17:00オープンと同時にお店に入って来た方は、鮪問屋の社長でした。 ランチとBARで使用する鮪を探していた時、大家さんに紹介された方で、船橋市場の老舗鮪問屋で食通であり、お酒も大好きな方でした。 その後も10年以上に渡り、色々とお世話になりました。
準備不足、経験不足もあり、順風満帆なスタートと云うわけにはいきませんでした。
提供時間の遅れや、オーダーミスなど、初めての事だらけで毎日が反省の日々でした。
ランチの営業は、かなり苦戦しました。 狭い階段を上がって2階まで来てくれる為には何が必要か?・・・・自問自答の繰り返し・・・・答えは出てきませんでした。
一方、BARタイムは徐々に顧客が定着し、オープン当時100本だったお酒もお客様のリクエストにお答えしているうちに増えていきました。
当時は、ボトルキープを希望するお客様が多く、一杯売りのBARシステムはなかなか受け入れてもらえず、徐々にボトルキープをするようになりました。
ランチタイムは、3か月程で辞める事にし、BARタイムだけの営業に切り替えました。
実は、自分の体力も限界ギリギリという時期に発熱、診断結果は、帯状疱疹でした。
暫く休まないと、お客様に迷惑をかけてしまうことになるので、開店3か月程で休業してしまいました。
更に、日頃から両腕の前腕が痛かったので、病院で診断してもらうと腱鞘炎だと言われる。
働き過ぎ、過労状態のため、しかたなく営業時間を変更しなければなりませんでした。
ここから、BAR BLUECANARYとして始動していきます。
夜の営業だけで、船橋の飲食業会で認知してもらえるか、千葉県の飲食業界で認めてもらえるか、挑戦の日々が続きます。
次に続く
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