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スタッフブログ

全国技能競技大会とラッキーストライクカクテルコンクール

全国技能競技大会とラッキーストライクカクテルコンクール

翌年の関東技能競技大会では、創作カクテル部門2位、総合準優勝をすることが出来ました。
2年連続の全国大会出場が決まり、全国で結果を出さなくてはと毎日の練習が続きました。
銀座支部の練習会に参加させていただき、全国レベルの選手の所作、技術を目の当たりにして、
自分の足りない部分や、大会に対する心構え等、大変勉強になりました。
全国のトップバーテンダーにはまだまだ追いつかない自分が悔しくてたまりませんでした。
練習方法も改め、姿勢や表情の細かな部分や、大会に対する心構え、大会で優勝するためには、生活のサイクルの見直し、体幹トレーニングなどやれることは何でもやりました.

平成8年 国際カクテルコンペティション東京大会1996と第23回全国バーテンダー技能競技大会、
インターナショナルバーレディースカクテルコンペティションの開催中に行われることになっていて、
3つの大会が同時開催という記念すべき大会
海外の代表選手も観戦できるBIGな大会です。、会場は新高輪プリンスホテル
観戦者数も1000人規模、そんな大きな大会に関東の代表選手として出場できる名誉、何とか結果を出さなくては・・・・・・

全国大会2回目のチャレンジも失敗
自分にとって夢、憧れの世界、現実にするには、倍以上の練習と、人一倍の意欲が無ければ達成できない。 中途半端な考えでは優勝なんて出来るわけない・・・・・自分に足りないことがたくさん見えた大会となりました。 
記念すべき5日間の大会に出場することが出来、多くの仲間と知り合い、大会を通じて経験できたことは自分の貴重な財産となりました。 現在BLUE CANARYが船橋のBARとして認められるように
なったのも この頃からだったような気がします。

また、自分には、店があり、従業員もいて、家族もいる、他にやるべきことがたくさんある。
BLUE CANARYの理念は、「お客様のためになるかどうか。」  
今後は、お客様のため、BARのため、スタッフのために努力しようと思い、技能競技大会の挑戦は終わりました。

不完全燃焼の様な毎日を送っていたのか、コンクールで優勝したい気持ちは収まりませんでした。

翌年行われたブラウン&ウイリアムズ社主催、ラッキーストライクカクテルコンクールに応募すると、書類選考で出場が決まりました。 もう一回カクテルコンクールに出たい、結果を出したい気持ちで一杯でした。
半年ほど大会から離れていたので本戦まで猛練習をしました。 決勝大会の出場者リストを見ると
過去の全国技能大会優勝者や各メーカー主催のコンクールで優勝した強者ばかり、苦戦することが予想されました。

本戦当日、会場に行くと久し振りに会うバーテンダー達、しかし皆、どこか優勝を狙っている緊張感
和やかなムードの中にも殺気立つ雰囲気の中、決勝大会は行われました。

自分の出番がやってきて、ステージに立ちスタートの合図、一礼してミキシンググラスにバースプーンがセットされていないことに気づく、手をあげて競技スタッフを呼びバースプーンが無いことを告げ直ぐに準備してもらいました。 その時間の長さが非常に長く感じタイムオーバーになってしまう焦りもあり、どっと沸いてきた緊張感で頭が真っ白いなったことを思い出します。 
これで終わった・・・・入賞すら出来ないだろう・・・・・一瞬の間に色んな事が頭の中をよぎりました。

その後は、意外と落ち着いて競技を続ける事が出来ました。 アクシデントがあったお陰で、開き直りが出来たのかな。 タイムオーバーもなく競技を終了出来ました。
スタッフやお客様からも 落ち着いてたよ、ナイスリカバリーなどと声をかけていただき、一安心!

後は結果を待つだけ・・・・懇親会が始まり選手同士で互いに検討を讃えあい、いよいよ成績発表

第3位からの発表 名前は呼ばれませんでした。 第2位発表も呼ばれません。 残すは優勝だけ
そして優勝発表 ゼッケンナンバー ・・・・ 千葉支部 西方 明選手 まさか自分の名前が呼ばれるとは思いませんでした。

本当に優勝したの? 夢でも見ているんじゃないか・・・・・
ふと気が付くと、隣にいたスタッフと抱き合っていた自分がいました。 応援に駆けつけてくれたお客様も集まって祝福していただいたことを思い出します。
一緒に戦った選手からも祝福され、だんだん実感が湧いてきました。
優勝トロフィーをいただき、複勝でアメリカケンタッキー州バーボン蒸留所巡りとサンフランシスコ旅行を獲得いたしました。  夢のような瞬間でしたが、記念写真を撮られ、トロフィーを手にし目録を
頂き、現実に戻り、喜びと達成感に満たされたことを思いだします。

副賞の旅行は、ラッキーストライク部門1位、2位、3位 と ラッキーガール部門1位、2位、3位の
男女各3名、合計6名にプレゼントされました。 

また、受賞した6名の作品は、煙草のラッキーストライクの広告に使用される権利も獲得しました。

翌年には念願だった2号店の出店も決り、忙しい毎日を送っていました。

次回はアメリカ旅行記 と 撮影のお話をお楽しみに




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